Still lifeシリーズ 制作過程

まずは紙で試作を作り、展開図を検討します。

紙で大まかな構造が決まったら金属でも試作をし、

調整を行います。

 

まずは8/0番という一番細い糸ノコを使って、

0.3mm厚の銅版を切り抜いていきます。

髪の毛くらいの細さの刃なので、折らないように

慎重に切ります。

切り抜き終わったところ。

虫の部分のみをそっと持ち上げ、

地の板は熱さないようにしながらバーナーで炙ります。

銅がうっすら赤くなり、黒い酸化膜がつくまで熱すると、

金属が鈍って柔らかくなり作業が行いやすくなります。

やっとこなどを使って、折る・曲げるの加工のみで

虫を立体に仕上げていきます。

細かい足などの部分をきれいに曲げるために、

やっとこの先を削った専用の道具も使用しています。

この作品は木の幹に止まっているクワガタなので、

全体を茶色く着色します。

610ハップという硫黄系の薬剤を塗布すると

銅が反応し、茶色く着色されます。

全体を色止めし、クワガタの部分にのみ

艶出しラッカーを塗装して完成です。